始まりは8年前のうつ病からでした、それから期間を開けて統合失調症なった妻を抱え、仕事も失い日々困窮した生活の中
貯金も使い切った中、行政もあてにならず将来に希望が持てない状況を綴りました。
「今度一緒に○○クリニックへ行ってほしい」、
思えば妻が唐突に言ったこの言葉が
始まりだったのかもしれまっせん。
何故と尋ねると、病院の先生が今度ご主人を
連れてきてほしいと言っているとの事、
私は一緒に病院へ行くと伝え、そこの病院は何科なの?
と聞いてみた。
帰って来た返事は、「心療科」という言葉でした。
妻からの返事に困惑しました、心療科と告げられた私は、
当時は特別な人や何か事故などでショックを受けた人が
行く様な病院と、思い込んでいた私は妻に色々と問い
ただしました。
聞くと少し前に病院へ行き、「うつ病」と診断されたと言う、
それで医師から家族つまり私を連れてくる様に言われた様です。
私は困惑しながらも、その時はよく精神病の事を知らず、
大した事なく妻の様子がおかしいとも思っていなかったので、
病院へ行って治療すれば治るだろうと、軽く考えていました。
当時の私は精神病の事をテレビや他の人から聞いても、
何か遠い事の様に感じて現実感が無い物だと思っていました。
数日後、妻と心療科へ行き医師の説明を聞きました、
励ましのつもりなのか医師の口から「治りますから気を
落とさず治療しましょう」と、この言葉の通りか忘れま
したが、この様な内容の事を言われた覚えがあります。
実際にしばらくして、症状が治まり良くなった様に
私には思えました。
これが始まりだったのか、警告みたいな物だったのか、
数年後に精神障害者の家族となる厳しさを、現実として
叩きつけられる事になるとは、夢にも思っていませんで
した。